女性性の癒しと再生に向けた取り組み〜いのち・関係性・本来の在り方をひらく場づくり〜

Embodied Transformation

周産期 女性性

Prenatal & Perinatal Somatic Healing

Healing Flow はこれまで、女性性の癒しと再生、そして男性性と女性性の調和をテーマに、セミナーやワークショップ、登壇の機会を重ねてきました。この領域は個人的なテーマにとどまらず、社会の在り方や文化の根底とも深く結びついています。いのちがどのように迎えられ、どのように守られ、どのような関係性の中で育まれていくのか。その根源的な問いに向き合う実践です。

社会と内面をつなぐ視点:
女性性と地球の癒し

私たちは、女性性の癒しを単なる個人の問題としてではなく、社会や地球環境との関係性の中で捉える視点を大切にしています。長く続いてきた社会構造の中で、男性性の過剰な偏りと女性性の抑圧が積み重なってきたこと。そしてその歪みが、環境問題や分断の背景にもつながっていること。このような理解のもと、「女性性と地球の癒し」をテーマとしたワークショップも開催してきました。そこでは、

・女性性の叡智の再発見
・内なる男性性の健全化
・自然とのつながりの回復

といったプロセスを通して、内面と外の世界の関係性を見つめ直す場を育んでいます。

※関連イベント(イントロワークショップ)
https://peatix.com/event/1753109/view

助産師・お母さんたちへの
オンラインセミナー

2022年には、出産ケア政策会議主催のもと、オンラインセミナー「声に出して伝えたい助産師さんたちへの心からのエール」
に登壇しました。当日は、録画視聴を含め100名を超える助産師や母親の方々にご参加いただきました。セミナーでは、

・女性という存在への尊敬と尊厳
・いのちの現場に立つ人々へのまなざし
・出産という営みをめぐる社会的背景
・小さな実践を積み重ねていくことの意味

についてお話ししました。参加者からは、

「女性への敬意と尊厳を改めて感じた」
「自分の役割に立ち返るきっかけになった」
「受け取ったものを次の人へ循環させていきたい」

といった声が寄せられ、それぞれの現場へと持ち帰られていきました。

日本助産師会での登壇

また、助産師を対象とした学会・研修の場においても登壇し、「サポートの重なり合いが育む健やかな成長」をテーマに講演を行いました。当日は50名を超える参加者から回答が寄せられ、多くの実践的な気づきが共有されました。寄せられた声には、

・「自分自身をケアすることが、他者を支える基盤になると感じた」
・「妊娠・出産が“関係性”や“社会性”の土台を育む重要な時期であると再認識した」
・「競争ではなく、協力と交流の文化を育む必要性を感じた」
・「助産師として、より包み込むような関わりを大切にしたい」

といった、現場に根ざした深い洞察が多く見られました。また、「自分自身にやさしくあることが、他者へのケアにつながる」というメッセージは、多くの共感を呼び、参加者それぞれの実践へと結びついていきました。

※関連イベント
https://jma-th2021-gifu.peatix.com/

対面ワークショップ:
いのちと自然のリズムに触れる

沖縄では助産院の方々と協働し、「新たな命を迎えること」と「自然のリズムとともに生きること」をテーマに、対面でのワークショップを開催しました。参加者は、

・助産師
・助産学生
・妊婦の方
・お産や女性の身体に関心のある方々

など多岐にわたり、それぞれの立場からこのテーマに触れる場となりました。場のプロセスが深まっていくにつれて、参加者の表情が次第にやわらぎ、内側からいのちの輝きが立ち上がってくるような変化が印象的でした。自然の中で身体感覚をひらき、
言葉を超えた気づきが共有されていく時間は、参加者にとっても、代表大野にとっても、大きな転機となる体験でした。

女性性の癒しとは何か

ここで扱っている「女性性」とは、性別に限定されたものではなく、

・受容する力
・感受性
・関係性を育む力
・いのちとつながる感覚

といった、人間の根源的な側面を指しています。現代社会の中で見失われがちなこれらの感覚を取り戻していくことは、
個人の癒しにとどまらず、

・出産や子育てのあり方
・医療やケアの現場
・社会全体の関係性

へと波及していく可能性を持っています。

小さな実践から、未来へ

私たちが目指しているのは、一度の体験で何かが劇的に変わることではなく、それぞれが自分の持ち場に戻ったときに、
少しだけ違う在り方で関わり続けられることです。ゆっくりと、しかし確かに。その積み重ねが、いのちをめぐる文化や社会の在り方を、少しずつ変えていくと信じています。

これからに向けて

女性性の癒しと両性の調和は、これからも継続して取り組んでいく重要なテーマの一つです。それは決して遠い理想ではなく、
日々の小さな実践の中で育まれていくもの。それぞれの場所で生きる人々とともに、このプロセスを丁寧に紡いでいきたいと考えています。